数珠の珠のおはなし

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数珠の珠のおはなし

ふたご座営業マンAの徒然日記 vol.1


先日あるお客様から「木玄樹」は何と読むのか
問われました。
その場では、おそらく「もくげんじゅ」でしょうと
答えましたが、いろいろ調べていくうちに
数珠の起源に辿り着きました。

木槵樹(もくげんじゅ)、木槵子・木患子(もくげんじ)
ムクロジ科の落葉高木のことをさす。

仏教の経典に木槵子経というお経がある。
ハルリの王が国に疫病等が流行していることを
お釈迦様に相談されると、木槵子の実を108個通し環を
つくり、常に身につけ、仏法僧の三宝を称賛するごとに
実を1個操り、これを百万遍繰り返せば108の煩悩を滅し
心身に乱れがなくなり、人々の心も安楽になり国家も
安泰になるであろうと説いている。


数珠のような連珠はお釈迦様以前からあったが、
このお経が数珠の起源とされ、108個の珠が本連と
されている。

また、七宝が良いとされている。
七宝は、
無量寿経には金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)
硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)。
法華経には金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、真珠、
玫瑰(まいかい)がある。

◇瑠璃:ラピスラズリ
◇玻璃:水晶(無色透明)
◇硨磲:シャコガイの殻のこと
    (白色の珊瑚が代用されることもあり)
◇玫瑰:詳細不明 赤色の石


数珠ひとつとっても何と奥が深いことか。
まだまだ修行の道は続く・・・。



投稿日:2020年09月28日(Mon) 10時09分
カテゴリー:徒然日記
投稿者:お仏壇・神棚の山内


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